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2000年 1月 一月一日
千家尊福 詞/上 真行 曲 正月から、この歌ばかり頭にある。「一年の計は元旦にあり」と言うように、年の初めに「今年こそ・・・」という抱負を年賀状に書いたり周りに話したりする人は多い。私は、ほとんどそれをしない。実行しない自分をよ〜く知っているし、たいてい何だかんだと雑事に取り紛れてうまく行かないのだから。だいたい、何でも目の前に転がってきて初めて手を付け、対処するタイプだと思う。計画性がトンとないのかもしれない。 年が変わるといっても、今日の続きの明日、昨日の続きの今日。「去年、今年つらぬく棒のようなもの」(虚子)である。ところが今年は、昨年末から2000年問題だ、ミレニアムだ、21世紀へカウントダウンだ、と大騒ぎが続き、昨日の続きの今日、昨年の続きの今年・・・などと悠長に構えるどころか、何だか広い溝を飛び越えなければならない思いがした。そのうえ、「2000年はパイプオルガン・コンサートをスタートさせる」という、企画室オールマイティ始まって以来の大きなプロジェクトが待っている。私とて、「今年は・・・」と計を立てずにはいられぬ心境だ。 企画室オールマイティも設立から丸9年、4月には10年目に突入、何とかしたいところでもある。その10年目のスタートを赤字で迎えるか、よかったよかったと手拍子で迎えるか、ひとえに4月のコンサートの成否にかかっていると言えるのだ。芸術劇場を満席にするという夢を現実にしたい。この私の一年の計は、「ふたつの風の音」のチラシを見て、チケットを購入してくださるお客様しだいである。
初日の光 差し出でて この2番の詞のような朝を、4月14日に迎えたい!! |
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